
【3DAYs】未来のシニセを編集する 実践編 ~シニセの魅力を「ツアー体験」に編集する3日間集中ワークショップ
京都市が主催する、「1000とKYOと~未来のシニセを編集する~」プロジェクトの実践編ということで、一般社団法人ぼくみんが運営するワークショップに講師として参加しました。
https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000335012.html
このプロジェクトは、京都市産業観光局地域企業イノベーション推進室が担当となって、京都市の若年層の定着と、中小企業とのマッチングを目的に立ち上げられています。京都の老舗企業と、未来に老舗になる企業と若者をつなぐことを意識した、「未来のシニセを編集する」というコンセプト、コピーライティング、プログラムの設計で協力しつつ、講師も務めました。
また、単に情報誌を作るのではなく、ツアーの制作も「編集」と見立てているところも特徴です。最終的に、受講生がそれぞれの企業訪問ツアーを企画・制作することをゴールとしました。

京都は「誰しも学生時代に過ごしたい街」と言われます。鴨川沿いの風景や、学割のあるラーメン屋さん、落ち着く本屋、くつろいげるカフェや居酒屋……。ところが、京都の大学を卒業した学生の地元への定着率は20%以下。卒業後、多くは東京や大阪の会社に就職します。
一方、京都には、10年後、100年後も残る「未来のシニセ」企業があるはず。そっと佇むその前を何気なく通り過ぎているかもしれないし、あるいは、あなたの関わりが100年1000年先につながる変化を生むかもしれない。
実践編では、地域企業を訪問し、その魅力に磨きをかけるツアープログラムの企画提案にチームで挑戦します。プロの編集者・デザイナーが伴走して、手を動かし、目を凝らし、耳を澄まし、語り合いながら、広義の編集を実践を通して学びます。
経験や技術は不問です。みなさんのご参加をお待ちしています。
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<プログラム>
DAY.1 2月26日㈬ 14:00~21:00
「入口:編集・シニセと出会う」
・レクチャー「広義の編集」(講師:影山裕樹)
・企画会議①「未来のシニセとは?」
・夕食交流会
DAY.2 2月27日㈭ 9:00~18:00
「トンネル:あたりまえを通り抜ける」
・企業訪問、取材
・レクチャー「デザインと編集」(講師:坂田佐武郎)
・企画会議②「価値を発掘し、体験を編集する」
DAY.3 2月28日㈮ 9:00~16:00
「出口:意味・価値を表現する」
・企画会議③「変化につながる表現を描く」
・プレゼンテーション「4通りの”未来のシニセ”」
1000とKYOととは?
「1000とKYOと」は、1000年先に続く持続可能な社会をつくろうとする企業と若者たちとが新たに出会い、対話・交流し、協働しながら、これからの働きかた・生きかたをともに探索するプロジェクトです。2023年にスタートしてから、「これからの1000年を紡ぐ企業」と認定している地域企業をはじめとし、京都にかかわる多様なアクター・プレイヤーが参画。京都で暮らし働くU30の若手社会人のオフ会も定期的にひらかれるなど、新たなコミュニティ・コラボレーションが生まれはじめています。